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アートミーツケア学会2010年度総会・仙台大会のご案内

アートミーツケア学会2010年度総会・大会

いのちの手ざわり からだ・殻だ・空だ・だから……」

 
■日程 2010年12月11日(土)12日(日)
*10日(金)スタディツアー
■会場 せんだいメディアテーク7階スタジオシアター、他
■主催:アートミーツケア学会
共催:せんだいメディアテーク、アートミーツケア学会仙台大会実行委員会
 
 
  なぜ、現代は日常を突き抜けて、ナマの官能や肉体に直に働きかけるものを欲するのでしょう。
  それは生命の危機がさけばれるなかで、私たちのいのちが希薄になっていることと無関係ではありません。電脳に囲い込まれて暮らし、貨幣というフィクションに支配されて生活する今、いのちはやせ細るばかりです。
 「生きることのリアル」をねがう私たちは、五感を動員した総合的な触覚性のようなものを求めています。それは肉体による世界認識の方法ではないでしょうか。あるいは、世界のあり方を表現する方法ではないでしょうか。
 「生きることのリアル」をのぞむ私たちは、個々の感覚がズレながら、別々に離れているようで、時にゆるやかに連鎖するさまに至福を感じます。それは意味で感じられない経験でもあります。
 本大会では、意味の外にある「いのちの手ざわり」を足がかりに、今生きているという感覚で世界と向き合うこと。そこから生まれる「身体知」について考えたいと思います。
 みなさまのご参加をお待ちしています。
 

 

■プログラム
 

 

12月10日(金)集合場所:せんだいメディアテーク入口、集合時間:14:20

 
 

 
15:00‐17:00

 
 
宮城県立子ども病院スタディツアー(定員10人)
宮城県立子ども病院は、子どもが主役となる元気のでるファミリーホスピタルをめざし、アートやデザインを取り入れています。病室を「いえ」、病棟を「かいわい」、生育支援空間を「まち」にみたてた病院の外装や内装、家具、デザインを視察し、子どもにとって大切なケアの環境、ケアとアートの関係を考えます。
▼案内人:関口怜子(ハート&アート空間ビーアイ代表、アートミーツケア学会理事)
 
 

*「宮城県立子ども病院スタディツアー」は定員に達したため、受付を締め切らせていただきます。
 

 
 
12月11日(土)
 
11:00‐12:00
メディアテークツアー「メディアテークをスキップする」(定員10人)
「最先端のサービスを提供すること」「端末ではなく節点であること」、そして「あらゆる障壁(バリア)から自由であること」をめざしてきたせんだいメディアテーク。メディアテークにかくされた秘密や楽しみを副館長と一緒に探索します。
▼案内人:佐藤泰(せんだいメディアテーク副館長)
12:30‐13:30
受付
Orange<Boom<Boom 三原典子さんと音を楽しむ
 
*「Orange<Boom<Boom 三原典子さんと音を楽しむ」は都合により中止になりました。
13:30‐13:40
 
開会・あいさつ
▼佐藤泰(せんだいメディアテーク副館長)
13:40‐13:50
オリエンテーション
13:50‐14:40
 
講演「生きることを支えるアート」
ALS(筋委縮性側策硬化症)という神経難病をもつ人の在宅独居生活支援を行うALS-Dプロジェクト。病をもつ人とともに生きることでみえてきた、人が生きるうえで本当に必要なアートとはどのようなものでしょうか。アートとケアが出会うところから生まれる新しい関係、コミュニティ、そして生のあり方について考えます。
▼志賀玲子(舞台芸術プロデューサー、ALS-Dプロジェクト、アートミーツケア学会理事)
14:40‐15:00

休憩
15:00‐17:30
分科会
(選択制:A~Eのなかから選んでください)
A:「見る」ことを超えて
*鑑賞とは、作品との出会いが私たちの心身に深く残り、後の生活や人生で血肉となるような芸術体験です。視覚障害のある人とない人とで言葉による鑑賞を続けてきた10年を振り返り、目で見ることをこえてみてきたもの、そして生まれはじめた新しい美術の世界について考えます。
▼日野陽子(香川大学教育学部准教授、アートミーツケア学会理事)
▼光島貴之(美術家、鍼灸師)
▼阿部こずえ(ミュージアム・アクセス・ビュー代表)
 
B:いのちをささえるアートのかたち
*ケアの現場に美を持ち込むことによってみえてくるものとは。かかわりやケアへの視点をといなおすアートの役割、いのちを支える現場を祝祭のある場にするアートの可能性について考えます。
▼鹿野英生(医療法人社団初心会理事長 杜のホスピタルあおば院長)
▼武田こうじ(詩人)
▼三浦正悦(穂波の郷クリニック院長)
▼大石春美(穂波の郷クリニックゼネラルマネジャー・緩和ケアコーディネータ)
▼大城泰造(東北福祉大学准教授、感性福祉研究所)
▼進行:岩崎利次(いわさき生活福祉研究所代表)
 
C:21世紀社会デザイン研究学会ジョイントセッション
公共文化施設の公共性とは何か
*高齢者や障害のある人、外国人、女性、子どもなど、多様な人々の参加、表現を保障する公共文化施設のあり方、公共性とはどのようなものでしょうか。地域の文化を豊かにする公共文化施設のあり方について考えます。
▼水戸雅彦(えずこホール所長)
▼八巻寿文(せんだい演劇工房10-BOX二代目工房長)
▼甲斐賢治(せんだいメディアテーク企画・活動支援室室長)
▼コーディネータ:中村陽一(立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科教授)
 
D:からだの感覚の世界を探る―ダンスワークショップ(定員20人)
*あわただしい日々の生活の中で埋もれてしまっているからだの感覚を呼び覚まし、感覚の世界の広がりを楽しんでみませんか?
さまざまなボディワークに取り組みながらアートやケアへとつながるからだを共に探求してみましょう!
軽い運動ができる服装でご参加ください。
里見まり子(宮城教育大学教授)
 
E:メディアテークでみみをすます‐サウンドスケープワークショップ(定員10人)
▼中川真(大阪市立大学教授、アートミーツケア学会理事)
耳人となってメディアテークおnなかを歩きます。さまざまな音の雲や音の盗掘に出会います。「場所」は私たちに何を語りかけてくるでしょうか。まずは耳から、そしてカラダ全体へと、センサーがひろがっていきます。
 
17:30‐18:00

休憩
18:00‐20:00
交流会
 
*「メディアテークツアー」は定員に達したため、受付を締め切らせていただきます。
 
12月12日(日)
 
9:00‐9:30
受付
9:30‐10:00
アートミーツケア学会2010年度総会
10:10‐12:00
A:プレゼンテーション
応募者による研究発表、実践報告、ワークショップ
発表者募集
○応募資格
会員、未会員にかかわらず、どなたでも応募できます。関心のある人は事務局までお問い合わせください。
○エントリー方法、期限
募集要項をウェブサイトからダウンロードし、必要事項をご記入のうえ、10月30日(土)までにエントリーしてください。http://popo.or.jp/artmeetscare/news/2010/09/2010.html
 
B:哲学カフェ~いのちをおくる~
▼進行:西村高宏(東北文化学園大学准教授)
わたしたちの身体は魂をはこぶカプセルか、それともいのちそのものか……。いのちをおくるときにみえてくる身体との関わり方について話し合います。
 
12:00‐13:00
休憩
13:00‐13:30
分科会レポート
*学生による前日の分科会レポート

13:30‐15:30
 
ディスカッション「いのちの手ざわり」
*私のいのちは私だけのものではなく、他者との関係性のなかにあります。にもかかわらず、現代に生きる私たちの多くはものの豊さ、便利さのなかで、一人で生きていくことができるという誤解をし、生きづらさを感じています。自他のいのちを実感できる場をどのようにつくっていくことができるかを考えます。
▼グロッセ世津子(有限会社みどりのゆび代表)
▼小岩孝子(NPO法人FOR YOU にこにこの家理事長)
▼松田尚嗣(社会福祉法人あおぞら精神障害者通所授産施設もぐもぐ施設長)
▼コーディネータ:播磨靖夫(財団法人たんぽぽの家理事長、アートミーツケア学会理事長)
 
 

*10日のスタディツアーと11日の分科会は、平成22年度文化庁芸術団体人材育成支援事業‘臨床するアートの普及と人材育成’の一環として実施いたします。(主催:財団法人たんぽぽの家)

 
■関連情報
学会といっしょにメディアテークと冬の仙台を楽しみましょう!
 
○メディアテーク開館10周年事業
「いま、バリアとはなにか」
情報化とグローバル化の中におけるさまざまなバリア(身体、言語、性差、民族、空間など)をめぐるリアリティを、次代を切り開くための表現として展開していきます。
 
・6階ギャラリーの展覧会
「消費社会と均質化を乗り越えるアートの夢」
小山田徹×藤井光
 
・空きスペースをつかった作品展示
「バリアとしてのアート、アートが溶かすバリア、アートが活かす空間」
2階から7階の南側ガラス面での展示(北川貴好)や3階市民図書館をつかった「栞プロジェクト」(港千尋)、チューブ周辺を使った「5番チューブ再開発計画vol.6 Depth of Field」(石橋素+真鍋大度)など、作品との出会いがたくさん用意されています。
 
・アートプロジェクト&ワークショップ
「既知の世界から未知の世界への跳躍」
「せんだいめでぃあヲどり制作プロジェクト(フォルマント兄弟)」や「音と触覚で生活世界をなぞる」(光島貴之)など、伝統芸能と現代芸術、視覚芸術と触覚芸術など、異分野の交差によってバリアを照らし、その融和を図ります。

 

○障害のある人のアートを仕事に!
[エイブルアート・カフェ in 仙台]
12月4日(土) 13:30~17:00
せんだいメディアテーク7F goban tube café
30人(申し込み先着順) 参加費500円
 
障害のある人のアート作品を社会に発信するエイブルアート・カンパニー。作品を商品化したり、デザインとして使うことのできる仕組みを提案しています。
カフェ形式のオープンな場で東北の関係者と集います!!
 
期間限定ショップHUMORA[ユーモラ] 12月上旬@仙台パルコ
 
 

 

 

 

  

 

 

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○仙台・冬の魅力
「SENDAI光のページェント」と題し、光のイルミネーションがまち全体を彩り、ふだんとは違うロマンティックな仙台の景色が楽しめます。また、仙台の冬の味覚、牡蠣鍋や定番の牛タンなどもぜひお楽しみください。
 
 
■申し込み方法
以下の手順で手続きをお願いいたします。
 
1.参加費をご入金ください。
郵便局の郵便振替をご利用ください。払込用紙の通信欄に「振込内容(内訳)」をご記入ください。払込用紙の受領票をもって領収証に代えさせていただきます。振込手数料はご負担願います。
 口座記号・番号 00920-4-252135  加入者名 アートミーツケア学会
 
2.申し込みフォームに必要事項をご記入のうえ、学会事務局までE-mailまたはFaxにてお申し込みください。ウェブ上でも受け付けております

3.お申し込み完了となります。当日は受付でお名前をお知らせください。
 
 申し込み期限 12月3日(金) 定員150人に成り次第、締め切ります。また、定員のあるツアーやワークショップも定員になり次第、締め切ります。
*いったんご入金いただいた参加費は、原則としてご返金いたしかねます。また、新型インフルエンザ等の影響で大会を中止させていただくことがあります。あらかじめ、ご了承ください。
 
 
 
一般(学会員)
学生(学会員)
両日(11日 12日)
4,000(3,000)円
2,000(1,500)円
交流会
3,000円
3,000円
宮城県立子ども病院ツアー
2,500(2,000)円

2,000(1,500)円
 
 *学会員以外のみなさまもご参加いただけます。
 
お問い合わせ・お申し込み先
 アートミーツケア学会[事務局]
 奈良市六条西3-25-4 財団法人たんぽぽの家内
 Tel.0742-43-7055 Fax.0742-49-5501 E-mail.art-care@popo.or.jp
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2010年度大会 プレゼンテーション募集 締め切りを延長しました

2010年度大会プレゼンテーション募集

大会日程:20101211()12(日)
会場:せんだいメディアテーク(仙台)
 
アートミーツケア学会2010年度大会の開催にあたり、研究と交流を深めることを目的に、みなさまからの発表(プレゼンテーション)を募集します。ふるってご応募ください。
 
●プレゼンテーションの募集
重点テーマとして「からだ」をキーワードにアートとケアのかかわりについての研究や実践の報告発表を募集します。
また「からだ」に限らず、人間の生命、ケアの現場におけるアートの役割についての研究、またアートの力を広く現代社会にいかしていく実践といった、研究や実践の報告発表を募集します。
 
⇒エントリー期日 10月30日(土)
*エントリー期日を延長させていただきました。
 
⇒プレゼンテーション応募用紙のダウンロードはこちらからどうぞ

 

学会誌 第3号 投稿募集

アートミーツケア学会では、学会誌第3号の発行を2011年春に予定しております

つきましては、みなさまから、論文や実践報告などの投稿を募集いたします。

テーマ:

第3号のテーマは、2009年度大会のテーマ「記憶の居場所」と連動したものとしますが、アートとケアに関するものであれば、その他のテーマを設定していただいても結構です。

エントリーの期日 :

2010年8月15日(日)

投稿の締切 :

2010年10月15日(金)

創刊号・第2号と同じく、株式会社生活書院からの発行となります。
論文については、会員であることが投稿の条件ですが、そのほかについては未会員の方でも投稿できます。
この機会に、ぜひご投稿ください。お待ちしています!

第3号投稿案内.doc(ワードファイル)はこちらからダウンロードできます。

投稿申込フォームになっています。ダウンロードして必要事項をご記入のうえお申し込みください。

アートミーツケア学会誌投稿規程.pdf(pdfファイル)はこちらからダウンロードできます。
投稿規程、執筆要網をよくご確認のうえご投稿ください。

何かご不明な点があれば、お気軽に事務局までどうぞお問い合わせください。

*第2号の発行が遅れており、大変申し訳ありません。
秋にはみなさまにお届けできる予定ですので、どうぞよろしくお願いします。

アートミーツケア学会/日本ボランティア学会ジョイントセッション

「原っぱを遊ぶ ~うたの住む家から哲学カフェへ 」

日時:6月26日(土)13:30-17:30(日本ボランティア学会大会 分科会5)
会場:三田の家(東京)

原っぱでは、人がいたいようにいられる。何かをしている人がいてもいいし、それを眺めているだけの人がいてもいい。そして、そのかかわり方は、いつでも変えられる。東京・芝にある地域交流拠点「三田の家」を原っぱにみたて、集まってきた人たちと即興からめーる団とで”うた”をつくるワークショップを行います。やがて哲学カフェがはじまり、皆さんとともに「原っぱ」を問います。原っぱにあそびに行くように、ぶらりとお立ち寄りください。

ナビゲーター
■即興からめーる団(赤羽美希さん+正木恵子さん)+うたの住む家実行委員会
■坂倉杏介(慶應義塾大学講師/アートミーツケア学会理事)
■本間直樹(大阪大学准教授/アートミーツケア学会理事)

▼日本ボランティア学会大会の詳細は日本ボランティア学会HPをご覧下さい

投稿案内

【ご注意】本投稿案内ページに記載された「投稿規程」「執筆要項」「オンラインジャーナル編集委員会規則」「編集規程」は廃止され、2023年8月31日より新規則が施行されました。新規則につきましては、次のPDFファイルをご参照ください。

投稿規程・編集規程(pdfファイル)

執筆要項(pdfファイル)

執筆ガイドライン(pdfファイル)

編集委員会規則(pdfファイル)

以下にある記載内容は、廃止された旧規則の文言ですのでご注意ください。

投稿規程

1. アートミーツケア学会のオンラインジャーナル(以下「本ジャーナル」という。)に発表する論稿は、   いずれもアートとケアの関わりを探求する、他に未発表のものに限る。


2. 本ジャーナルに論稿を発表しようとする者は、編集委員会(以下「委員会」という。)事務局に、期日   までに投稿申込用紙と原稿を3部ずつ送付する。


3. 原稿は所定の執筆要項に従うこととする。


4. 投稿論文掲載の可否については、オンラインジャーナル編集委員会規則第8条にもとづく一次審査と、     委員会が依頼した査読者による二次審査の結果を受けて、委員会が決定する。その他(研究ノート、実践   報告等)の掲載の可否については委員会が決定する。


5. 原稿本体は、掲載決定後委員会からの通知に従い、原則としてテキストファイルデータで提出する。


6. 特に著者校正の希望がない場合には、委員会にて責了とする。著者による校正は初校のみとし、第2校     以降は委員会で行う。


7. 投稿原稿は原則として返却しない。ただし、申し出があれば図版に限り返却する。


8. 本誌に発表された論稿は視覚障害、肢体不自由などの理由で書字へのアクセスが困難な人に対し、求めに   応じてテキストファイルデータで提供される。


9. 本誌の版権はアートミーツケア学会に帰属する。


執筆要項

 

1. 原稿の分量

投稿原稿の分量は次のとおりとする(いずれも400字換算。表題・図版・写真・注・文献リスト含む)。

(1) 論文:30~50枚

(2) その他(研究ノート、実践報告等):30枚以内


 

2. 投稿の形式

投稿に際しては原稿のほか、投稿申込用紙に要約(論文:700字程度、その他:400字程度)と3~5語の
キーワード、その他必要事項を記載し、添付する。


 

3. 書式

(1) 投稿原稿はすべて横書きとし、使用言語は、日本語とする。

(2) A4版の用紙にワープロで見やすく印字し、ページ番号を付したものを送付する。

(3) 文体は”である”調とし、原則として当用漢字、新仮名遣いを用いる。

(4) 数字はアラビア数字を用い、数字および英字は半角とする。ただし、1ケタの場合は全角と
する。

(5) 「、」「。」「()」などの記号類は原則として全角とし、「(1)」のような場合のみ半角と
する。

(6) 句読点は「,」や「.」ではなく、「、」「。」とする。

(7) 原則として西暦を用い、年号を使用する場合には「1985(昭和60)年」のように記す。

(8) 原稿は、表題・本文・注・文献リストの順序で構成し、図版は添付する。


 

4. 図版

(1) 図版は、そのまま版下として使えるような明瞭なものを、原稿とは別の用紙に作成する。

(2) 本文の余白部分に、およその挿入位置を指定する。原則として、1枚につき200字相当とする。


 

5. 注・文献引用

(1) 注を用いる場合、該当箇所に上付き文字で1)、2)と通し番号を付し、本文の最後にまとめて
記載する。

(2) 典拠した文献を示す注は、本文中の適切な箇所に[著者の姓 発行年]を記載する。

(3) 文献からの引用を行った場合には、[著者の姓 発行年:引用ページ]とする。

(4) 文献は以下の形式で文献リストを作成する。

・配列順序:著者のアルファベット順とする。

・単行本の場合:著者名(姓・名の順),発行年,『書名』発行所名.

・翻訳本の場合:原書の著者名,発行年,書名,発行所名.(=訳者名,発行年,『邦訳名』,
発行所名)

・雑誌の場合:著者名(姓・名の順),発行年,「論文表題」『掲載雑誌名』巻号,発行所名.

・欧文雑誌名、書名はイタリック書体とし、「……発行所名:発行都市名.」というふうに
発行都市名まで記載する。

・文献の本題と副題は「:」で区切る。


 

 6. 事例およびデータの取り扱い

(1) インタビューやその他フィールド調査から得た記述の場合、本文中で言及するか当該箇所に注を
付してその旨(インタビューの実施年月日や場所、情報提供者の名前等)を表記する。

(2) 論稿の発表に先立ち調査協力者・情報提供者にはかならず了解を得るものとし、プライバシーの
保護についてもあらかじめ相談・協議のうえで氏名・機関名の匿名化を行うなど配慮する。


 

 7. 写真・絵画・作品等の取扱い

(1) 写真・絵画等を転載する場合、版元より転載に関する承諾を得るものとし、引用文献を末尾に明
示する。

(2) 絵画・作品等を掲載する場合、作者あるいはクライエントより作品の掲載について承諾を得るも
のとし、その旨を本文中に記述する。後者の場合、プライバシーの保護についてもあらかじめ相
談・協議のうえで氏名・機関名の匿名化を行うなど配慮する。

(3) 写真家によって撮影された絵画写真・作品写真等を掲載する場合、写真家に承諾を得るものと
し、写真家の氏名も併せて掲載する。

(4) 臨床現場・実践現場で撮影された写真を掲載する場合、当該機関および写真の被写体より、
写真の撮影や掲載について承諾を得るものとし、その旨を本文中に記述する。プライバシーの
保護についてもあらかじめ相談・協議のうえで機関名・氏名の匿名化を行うなど配慮する。


 

 8. その他

不明な点や、上記の執筆要網によることのできない事情のある方は、本会事務局にご相談ください。
英文で投稿を希望される場合にも、ご相談ください。


 

オンラインジャーナル編集委員会規則

第1条 アートミーツケア学会会則(以下「本会」という。)第17条にもとづき、オンラインジャーナ
ル等を編集・発行するために、本会にオンラインジャーナル編集委員会(以下「委員会」と
いう。)を置く。


第2条 委員会は、委員若干名をもって構成する。


第3条 委員は、理事会の議を経て、会長が委嘱する。


第4条 委員のうち1名を委員長とする。


第5条 委員長は、理事会において選任する。


第6条 委員および委員長の任期は2年とし、再任をさまたげない。


第7条 委員会は、次の事項を決定する

(1) オンラインジャーナルの全体構成

(2) 原稿の採否、修正の指示等


第8条 委員会は、以下の審査基準にもとづき投稿論文の一次審査を行う。

1) 要旨に必要な内容がすべてわかりやすく記述されている。

2) 事例およびデータの取り扱いについて倫理的配慮がなされている

3) 文章が論理的かつ明快な表現で記述されている。

4) 本学会の執筆要項に基づいて記述されており、形式的な不備がない。


第9条  委員会は、投稿論文の査読のために、会員および非会員に査読を依頼する。

委員会から査読を依頼された者(以下「査読者」という。)は、原稿を査読し、その結果を

委員会に報告する。

委員会は、査読者の報告にもとづいて、投稿論文の採否、修正指示等の措置を決定する。


第10条 委員会は、必要の都度開催する。


第11条 委員会は、編集規定、投稿規程および執筆要項を別に定める。


 

附則

1. この規則は、2014年5月31日から施行する。

2. 編集委員会規則(2008年2月1日施行)は廃止する。


 

編集規定

1. アートミーツケア学会のオンラインジャーナル(以下「本ジャーナル」という。)は、原則として
本会会員の研究の発表に充てる。また、研究者だけでなく実践の場にいる者も参加し、研究と現場
の交流が促進されるものとする。


2. 本ジャーナルに論文、研究ノート、実践報告、その他各欄を設ける。


3. 本ジャーナルの掲載原稿は、投稿によるものと編集委員会が執筆を依頼するものとからなる。


4. 原稿の掲載は編集委員会の決定による。


 

附則

1. この規則は、2014年5月31日から施行する。

2. 編集規定(2008年2月1日施行)は廃止する。


 

査読のてびき

学会誌掲載の投稿原稿(論文)は、以下の指針にしたがって査読する。

  1. 一般的指針

査読の基本的ねらいは、対象となる論稿を改善することにある。執筆者の論旨をより明確に、説得力
のあるものにすることを目的とする。批判や反論自体は目的とせず、学問観や方法論、価値観の相違
を超えて基本的には執筆者の論旨に沿って理解しようとする立場から、理解が困難だった点を中心に
論稿全体を吟味・検討し、改善策を示唆する。

コメントの執筆にあたっては、コメントされた側(執筆者)がこれを十分に理解できるか、具体的な
修正の指針がつかめるか、などを考慮する。


  2.具体的な留意点

(1) 学会の基本的な趣旨との照応

アートとケアのかかわりに対して、社会的な問題意識と自由な発想にもとづく、独創的な課題が設定
されているか。理論と実践、研究と現場の往還をすすめ、実践の現場に活かされるよう、十分意図さ
れ、工夫されているか。

(2) 課題設定と立論の照応

設定した課題に対して、論稿自体が説得的に応えているか。研究方法は妥当か。論旨の展開に
矛盾や混乱はないか。首尾一貫しているか。

(3) 全体の構成

単元(章・節・項など)の構成は適切か。全体の流れから考えて、もう少し詳しく、あるいは簡略化
できるものはないか。前後を入れ替えたほうが分かりやすくならないか。

(4) 文章表現・用語の選定

明快な文章、および言葉遣いで表現されているか。一般にとってなじみにくい特殊な用語や表現が、
十分な説明なしに使われていることはないか。また、訳語や適切か。

(5) 事実確認・解釈の妥当性

事実確認は十分か。データの解釈は妥当か。立論は十分な根拠に基づいているか。一面的な解釈に
陥っていないか。

(6) 形式的な整備

投稿規程および執筆要項に対して誠実か。段落・改行の仕方は適切か。誤字・脱字はないか。引用
のしかたは適切か。引用・参考文献の書き方は適切か。


  3.コメントの書き方

コメントを記す場合には、どの箇所に、どういう理由で問題があり、どうすれば改善されるか、
できるだけ具体的に指摘する。


 

附則

このてびきは、2008年5月20日から適用する。