アートミーツケア叢書

<生きること>に共通の根をもつアートとケア。多様な場で実践と研究を積み重ねる人びとが領域を横断して手をとりあい、この二つを分け隔てている制度や既成の概念を問い直し、アートと社会の再生を願うシリーズです。

【終了しました】3/7(木)オンライン・ゆる輪読会(アートミーツケア叢書第3巻)

兵庫県尼崎総合医療センターの産婦人科医師・田口奈緒さんと、画家・高濱浩子さんのインタビュー「『いろいろなことがあるけれど、すべて私の人生』と思えるようにートラウマインフォームドケア」(※)の輪読会を開催します。
お2人は、田口さんが2018年から病院で始めた「トラウマインフォームドケアプログラム(アート、ヨガ、音楽)」で協働されています。
今回は、皆で数行ずつ読み、分からないことや思ったことを、お茶をしながらゆるりと話し合う時間にしたいと思います。
参加ご希望の方は、申込フォーム(https://forms.gle/Jyn4CHvTqaDqL2va6)までお申し込みをお願いいたします。
※インタビューは書籍『受容と回復のアート―魂の描く旅の風景(アートミーツケア叢書3)』pp.88-104(生活書院) に掲載。
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ゆる輪読会

「『いろいろなことがあるけれど、すべて私の人生』と思えるようにートラウマインフォームドケア」

[日時]

2024年3月7日(木)20:00~21:00頃(21:30完全終了)

[開催形式]
オンライン(Zoom)

※招待メール:3月7日(木)午前配信

[対象]
興味のある方どなたでも

[参加費]
無料

※書籍『受容と回復のアートー魂の描く旅の風景(アートミーツケア叢書3)』をご準備ください。

[参加方法]
申込みフォームにご記入のうえ送信してください。

顔出しorアバターorお面でご参加ください。

[申込締め切り]
2024年3月6日(水)20:00

[定員]
15名(定員になり次第〆切)[進行]
野呂田理恵子(女子美術大学)、中野詩(美術待合室/国立アートリサーチセンター)
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問い合わせ:アートミーツケア学会事務局
       art-care@popo.or.jp
主催:アートミーツケア学会
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ゆる輪読会で使用する書籍について……
アートミーツケア叢書3
『受容と回復のアートー魂の描く旅の風景 』
アートミーツケア学会【編集】
ほんまなほ【監修】
中川 真【責任編集】
[定価] 本体2,000円(税別)
[ISBN]978-4-86500-129-7 C0036
[判型]A5判並製
[頁数]226頁
[出版社]生活書院 (2021/6/12)
■生活書院
■GOOD JOB STORE
■Amazon

アートミーツケア学会叢書

アートミーツケア学会叢書とは…
〈生きること〉に共通の根をもつアートとケア。多様な場で実践と研究を積み重ねる人びとが領域を横断して手をとりあい、この二つを分け隔てている制度や既成の概念を問い直し、アートと社会の再生を願うシリーズです。

第三巻『受容と回復のアート −魂の描く旅の風景』 《NEW!!》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大きな困難や苦しみのなかで生きつづけることをえらんできたひとたちの足跡
らせん状に模索する日々のなかから、自らちいさな一歩を踏み出すことを後押しする、
個々の行動と言葉。アートミーツケア叢書第3弾!

アートミーツケア学会編|ほんま なほ 監修・中川 真 責任編集

【定価】本体2,000円(税別)→たんぽぽの家BOOK STOREからお求めいただけます。

目次 ===============================================
監修のことば/ほんまなほ

はじめに/中川 真

・TRANSITION ままならない状況下の生活を記録するための試論
/水野大二郎×大橋香奈×加藤文俊

・インタビュー 人魚の養生/ブブ・ド・ラ・マドレーヌ

・苦しみを生きのびる −苦しみと回復についての臨床哲学的「当事者」研究/高橋綾

・インタビュー  「いろいろなことがあるけれど、すべて私の人生」と思えるように
−トラウマインフォームドケア/田口奈緒×高濱浩子

・「だから」と「それから」−K復興住宅のミノルさんのこと/高原耕平

・インタビュー  「あなたたちも人間だ」−インドのスラム街での表現活動/西村ゆり

・こえ、ことば、からだ、そして、うた −〈たましい〉の回復について/ほんまなほ

・インタビュー 対話を通して人は変わる −受刑者、元受刑者の社会復帰を支援する
/五十嵐弘志

・小さな扉/森合音

・インタビュー 「ひとり」から始める−水俣病と生きる/緒方正人

 


第二巻『生と死をつなぐケアとアート』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈死〉と〈生〉がとなりあうこの世界に生きること
遠く隔たった存在との共存の営みについて
宗教、儀礼、記憶、死者への関係などから読み解く、
アートミーツケア叢書第2弾!!

アートミーツケア学会編|秋田光彦・坂倉杏介 責任編集

【装丁】A5判並製192頁【定価】本体2,000円(税別)
→たんぽぽの家BOOK STOREからお求めいただけます。

目次 ===============================================
はじめに

第1章:
・共にある生と死 −共創と共生をめぐって/三輪敬之×秋田光彦×本間直樹

第2章:
・いのちは自分だけのものではない/河瀬直美×秋田光彦
・見えないものを見えるように 南三陸町「きりこプロジェクト」、
生きる博覧会」などについて/吉川由美×西村高宏
・都市生活とコミュニティ 喪失体験を経て/入江杏×坂倉杏介
・亡くなった人とともに生きる ─ホスピスにおけるケアの営みをもとに
 /田村恵子×鳥海直美
・人や場に寄り添うアートプロジェクト −「やさしい美術プロジェクト」、
鳥栖喬との出会いから/
高橋伸行×井尻貴子

第3章:
・スピリチュアリティとしてのケアとアート/
本間直樹
・生きられる場 −日常的実践の聖性をめぐって/坂倉杏介

おわりに/秋田光彦
刊行予告

 


第一巻『病院のアート 医療現場の再生と未来』

アートが病院を変え、病院がアートを変える
人間らしさと自分らしさを回復し表現する医療とアート。
その原点と未来を医療現場におけるアート活動の最前線から展望する、
医療関係者・アーティスト必読の書。

アートミーツケア学会編|森口ゆたか・山口(中上)悦子 責任編集

【装丁】A5判並製246頁 【定価】本体2,000円(税別)
→たんぽぽの家BOOK STOREからお求めいただけます。

目次 ===============================================
はじめに/山口(中上)悦子

第1章:病院という名のコミュニティを再生する
・座談会_ 創造的な場を切りひらく/森合音×巽花子×杉山暁子×神田美子
アートな ボランティア活動-病院本来の目的にはない「楽しさの追求」 /李永淑
・小児科病棟をミュージアムに/犬飼岳史
・病院環境のヒューマナイジング-学生によるホスピタルアート活動を通じて/鈴木賢一
・アートもクスリ-「入院して儲かった!」を合言葉に
/ゴウヤスノリ×飯田紀子×山口(中上)悦子
・病院におけるアート・マネジメント-「アーティスト@夏休みの病院」を事例に
/中西美穂
・まとめ_ 隔てつつ接続していくための境界設計/坂倉杏介

第2章:医療の質を問いなおす

・対談1_ 生きることに向き合う病院経営とは?
-質の高い“療養の場”、“働く場”のプロデュース/
中川義信×西田朗
対談2_ 病院という場の多様性をいかに育むか、守るか?-医療とアートの仲人
奥村伸二×平井祐範
・病院にうるおいを-職員の思いとアートをどうつなぐか/長島明子
・総合芸術の場としての病院/糸井利幸
・まとめ_ 生きることへ向き合う創造、挑戦、そして越境/山口(中上)悦子

第3章:医療とアートの未来をみる
・対談3_ 病院が育てる新しいアートとデザインとは?
-ホスピタリティアート・プロジェクトから見えてきたもの/
高田重男×横川善正
・ヒーリングアート-制作活動を通じた美術大学の人材育成/山野雅之
・HAPii+-京都造形芸術大学とNPO・病院が取り組むひとづくり/北村英之
・まとめ_ コミュニティをフィールドに、創造のちからを育てる学びのスタイルへ
/齋藤啓子

おわりに/森口ゆたか

刊行予告/本間直樹