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[発表申し込み受付中!]2024年度大会 展示(ポスター)発表/プレゼンテーション/分科会(トークセッション・ワークショップ)

アートミーツケア学会2024年度大会の開催にあたり、研究と交流を深めることを目的に、みなさまからの発表、展示(ポスター)発表/プレゼンテーション/分科会(トークセッション・ワークショップ)を募集します。みなさまの積極的な応募をお待ちしております。ふるってご応募ください。

応募フォーム:https://forms.gle/urAekAxqLRSZUFEy6

■エントリー締切:
A)展示(ポスター)発表、B)プレゼンテーション
2024年10月31日(木)

C)分科会
2024年10月15日(火)

下記の内容をご確認のうえ、応募フォームへご記入のうえエントリーしてください。フォームへの入力が難しい場合やご不明な点があれば、事務局までお気軽にお問い合わせください。

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<<募集要項>>

■大会日程:2024年12月14日(土)、15日(日)

■会  場:九州大学 大橋キャンパス(〒815-0032 福岡県福岡市南区塩原4丁目9−1)

■応募資格: ①アートミーツケア学会会員
②非会員の場合は、会員から推薦を受けたもの
※共同研究の応募も可。

 

■発表形式・テーマ(それぞれ応募時にご選択ください)
A)展示(ポスター)発表
下記のテーマに沿った展示(ポスター)形式での実践報告または研究発表を募集します。

B)プレゼンテーション
下記のテーマに沿ったプレゼンテーション形式での実践報告または研究発表を募集します。

C)分科会企画(トークセッション・ワークショップ等)
下記のテーマに沿った発表を募集します。形式はトークセッションやワーショップなどご提案ください。

<テーマ>
「ケア」と「アート」にひろくかかわるもの――人間の生命、ケアの現場におけるアートの役割についての研究、またアートの力を広く現代社会にいかしていく実践報告など。

内容
A)展示(ポスター)発表
【サイズ】:展示サイズ:ポスター発表の場合はA0サイズを目安にご作成くださ              い。それ以外の展示方法につきましては、事前にご一報ください。

【場  所】: 九州大学大橋キャンパス 多次元デザイン実験棟

【発表時間】:14(土)午後に60分間 (時間帯は後日発表します)
※原則、発表者は展示場所に待機し、説明などをおこなってください。

【搬入・展示時間】:14日(土)受付開始時間~15日(日)大会終了時間
※原則、当日持参・各自で展示とします。展示に必要な備品もお持ちください。難しい場合はご相談ください。

 

B)プレゼンテーション
【会  場】:九州大学大橋キャンパス 多次元デザイン実験棟・デザインコモン
【発表時間】:15日(日)10:00~12:00(予定)/各会場同時並行
※1発表あたり30分(発表20分+質疑応答5分+入替5分)を予定。

C)分科会(トークセッション・ワークショップ等)
【会  場】:九州大学大橋キャンパス 多次元デザイン実験棟・デザインコモン
【発表時間】:15日(日)14:30~16:00(予定)/各会場同時並行
※1企画あたり90分を予定。
【進  行】:当日の進行は発表者の方にお願いいたします。内容によってはアート ミーツケア学会理事や大会実行委員会と相談のうえ進行する場合もあります。

備  考
*大会当日時点において、学会誌、紀要等で発表された研究成果は対象外となります。
*ポスター/プレゼンテーション併せての応募も可能です。
*それぞれの時間が多少変更になることがありますので、ご了承ください。

■エントリー締切 ※それぞれ期日が異なりますのでご注意ください
A)展示(ポスター)発表、B)プレゼンテーション
2024年10月31日(木)

C)分科会
2024年10月15日(火)

下記の応募フォームにご記入のうえ、エントリーしてください。

https://forms.gle/urAekAxqLRSZUFEy6

フォームへの入力が難しい場合やご不明な点があれば、事務局までお気軽にお問い合わせください。

採択の連絡
学会の趣旨に沿って採択の可否を検討します。

結果の通知は、
C)分科会は、10月末

A)展示(ポスター)発表、B)プレゼンテーションは11月中旬にお知らせします。 

■応募先/お問い合わせ
アートミーツケア学会事務局

http:/artmeetscare.org/  Email:art-care@popo.or.jp
〒630-8044 奈良市六条西3-25-4 一般財団法人たんぽぽの家 内
TEL:0742-43-7055  FAX:0742-49-5501

 

オンラインジャーナル第16号 投稿募集のご案内

オンラインジャーナル第 16号募集についてお知らせいたします。

テーマ:アートとケアの関わりに対し、社会的な問題意識と自由な発想にもとづくもの。

発行は2025年3月を予定しています。つきましては、以下の情報をよくお読みになって、ふるってご応募ください。多くのみなさまからのご応募をお待ちしております。ご不明な点がありましたら、下記、事務局までお気軽にお問い合わせください。

投稿の締切 :2024年11月15日(金)

投稿方法 :投稿フォーム上に必要事項を記入して、ファイルをアップロードする(投稿フォームは→こちら

投稿原稿のファイルアップロードに関するご注意
・投稿原稿には著者名を入れないでください。
・テキストと図や表などはすべてまとめてひとつのファイルにしてください。
・ファイルはPDF形式にしてください。
・投稿原稿(PDF)の最大アップロードサイズは10MBです。
・映像など、10MBを超えるファイルを投稿する場合は、アップロードサービス(YouTube、Vimeo、データ便、ギガファイル便など)にアップロードして、そのURLを備考欄に記入してください。

第16号募集要項(pdfファイル)
※募集区分は「論文」、「報告」、「エッセイ」の3区分です。区分によって、字数や審査方式が異なります。ご確認のうえ投稿をお願いいたします。
エッセイの選者およびエッセイのテーマは追って告知します。 エッセイの選者はササマユウコさん、エッセイのテーマは「アートのことば、ケアのことば、わたしのことば」です(9/20追記)。

投稿規程・編集規程(pdfファイル)
※よくお読みのうえご投稿ください。

執筆要項(pdfファイル)
※よくお読みのうえご投稿ください。

執筆ガイドライン(pdfファイル)
※よくお読みのうえご投稿ください。

編集委員会規則(pdfファイル)

査読・コメントのてびき(pdfファイル)

執筆にあたってのさらなるてびき
アートミーツケア_実践研究についての要点整理(pdfファイル)
※「論文」もしくは「報告」を執筆される方は一度は目を通してください。
「報告」の具体的な記述のてびき(pdfファイル)
※「報告」を執筆される方は必ず目を通してください。

今後のスケジュール
・一次審査の結果は11月下旬にお知らせします。
・二次審査の査読結果は1月下旬までにご連絡する予定です。
・発行は2025年3月の予定です。

お問い合わせ先:アートミーツケア学会事務局
〒630-8044 奈良市六条西 3-25-4 一般財団法人たんぽぽの家内
Tel.0742-43-7055  Fax.0742-49-5501
Email.art-care@popo.or.jp

アートミーツケア学会オンライン・セミナー スタート!

アートミーツケア学会オンライン・セミナー「境界をまたぐ〈あそび〉と創造」がはじまりました!

URL:https://artmeetscare.stores.jp/

アートミーツケア学会では、アートとケアをひとびとがともに生きる場所ではぐくまれる、創造するちからと、それらのあたえあい、としてとらえています。わたしたちは、専門性や役割など、現代社会にうめこまれた境界や分断を超えていく創造性に着目し、とりわけ、これまでアートやケアとはみなされてこなかったものの豊さと価値を社会へ発信し、アートとケアを、マイノリティの視点などの、いくつもの角度からとらえなおすことを目的に、オンライン・セミナーを企画します。

<SEASON 1>として4回のセミナーを、順次、公開していきます。
初回は、山口(中上) 悦子さんによる「医療の質とアート」です。
https://artmeetscare.stores.jp/items/667ce3eb0662f2002917ae72

2回目は、ほんまなほさんによる「ダイバーシティ」で、8月中に公開予定です。

オンライン・セミナーは有料配信で、どなたでもご覧いただくことができます。
また、学会員の方には割引価格でコンテンツを提供します。

★会員限定割引情報★
メールマガジン「アート見つけや通信」にて割引価格で購入いただくために必要なクーポンコードをお伝えしています。
メールマガジンが届いていない会員の方はお手数ですが、事務局(art-care@popo.or.jp)までお問い合わせください。

【レポート】オンライン・ゆる輪読会(アートミーツケア叢書第3巻)

オンライン・ゆる輪読会(2024年3月7日開催)のレポート記事です。ぜひ、お読みください。

(アートミーツケア叢書第3巻)「『いろいろなことがあるけれど、すべて私の人生』と思えるようにートラウマインフォームドケア」

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兵庫県尼崎総合医療センターの産婦人科医師・田口奈緒さんと、画家・高濱浩子さんのインタビュー「『いろいろなことがあるけれど、すべて私の人生』と思えるようにートラウマインフォームドケア」の輪読会を開催しました。
お二人は、田口さんが2018年から病院で始めた「トラウマインフォームドケアプログラム(アート、ヨガ、音楽)」で協働されています。

《トラウマインフォームドケア(Trauma Informed Car:TIC)とは》
インフォームドとは「理解している・前提にする」という意味であり、TICは「トラウマの影響を理解した配慮ある関わり(ケア)を指す。
(中略)
TICは、公衆衛生的な知識に基づく関わりを指し、トラウマケア全体の基盤に位置付けられるものである。

“Informed(基本的理解)”のレベルは、トラウマの有無に関わらず、全ての人を対象とする。(引用:https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/000593579.pdf

輪読会の司会は女子美術大学の野呂田理恵子さんと美術待合室/国立アートリサーチセンターの中野詩さん。
参加者のみなさんには会が始まる前にZoomの名前をニックネームに変えてもらい、ニックネームに合ったジェスチャーを考えてもらいました。
アイスブレイクの時間になぜそのニックネームにしたのか、簡単な自己紹介、なぜそのジェスチャーにしたのかをお話ししてもらい、紹介されたジェスチャーを参加者のみなさんで一緒にやりました。ジェスチャーをすることで、初対面のみなさんの空気も和んでいきました。

(今回の参加者の方のニックネームは「りえぴょん」「うさちゃん」「しろくまのおへそ」「ハート」「さっかく」でした。やり取りはこちらのニックネームで記載しています。)

今回のゆる輪読会は、この、「3 “シェア” アンケートを著者にもシェアすること」が醍醐味のひとつ。書籍の著者が読者からのフィードバックを得る機会はありそうで、実はあまりないことです。学会内には運営を進めていくための色々なチームがあるのですが、このイベントは、学会内外を問わずアートとケアに興味がある人の交流を促し深めることを目的とする、「交流促進チーム」による運営でしたので、そのような趣向となりました。

ーーゆる輪読会で話されたことーー

《ゆる輪読会で使用した書籍について》
田口さんと高濱さんの対談形式の文章で、兵庫県尼崎総合医療センターで行われているトラウマインフォームドケアプログラム(以下、TICプログラム)についてのお話をされている内容になっています。
TICプログラムの目的は言葉によるカウンセリングではなく、ヨガやアート音楽で楽しみながら心と身体を癒すこと。参加者は主に産婦人科に入院中・通院中の患者さんや、がん支援サロンの参加者など。高濱さんはアートの活動で関わられています。
流産・死産を経験というトラウマとなるような経験をした方、またその現場に関わる医療従事者が辛い気持ちを外に出したり共有したり、受け止めたりする機会がないまま日常の中に戻っていく現状に、もう少し自分の「辛かった」という気持ちを出す場があった方がよいのではないか、という思いから始めた活動とのこと。
その活動の事例を交えながら、TICプログラムについてその想いが語られた全6章の文章です。

1ページごとくらいで交代しながら輪読していきました。読んだ人は次の人をニックネームのジェスチャーと共に指名します。章ごとに気になること・感想・思い出したことなどを共有していきました。

※各章のタイトルは書籍からの引用ではなく、今回の「ゆる輪読会」解説を含んだものになっているとのこと

 

<01〜02章 トラウマインフォームドケアの紹介(対象者の幅)、ケアとセーフスペース>
りえぴょん:「セーフスペース」というワードが気になった。
しろくまのおへそ:自分もオノマトペやアートを通したケアの実践をしていて、心の安全を保つ塩梅が難しいと思うことがある。
うさちゃん:イギリスで調査をしていた折に、トラウマのあるインタビュイーが話をし過ぎて気分が悪くなり、傾聴しすぎても良くないんだと思った経験がある。
しろくまのおへそ:「オノマトペ」は触れすぎそうになった時にちょっとそらしたりできる

<03〜04章 絵を描く具体的な進め方、運営者の振る舞い>
りえぴょん:00が「気配」なんだなと。
さっかく:気づくこと、話すことまでで良い、ということ。気づくこと、話すこと、出すことが大事ででもそれが難しい、ということなのかな、と。
うさちゃん:トラウマの回復に必要な要素の一つに、ご本人がまず「気づく」ということが大事だそう
りえぴょん:気づいて受け止める。受け止められるまで待つ、待つための場所という感じがした。

<05章 癒しでも治療でもない「中間」>
りえぴょん:癒しでも治療でもない「中間」だと。イギリスのこども病院で学んだ際、アートマネージャーが「アートをしない、という選択をさせるのもアート活動の大事な一つだ」と言われた。そのお話しと通ずるところがあって大事にしているところは同じなんだなと思った。
自己選択ができるということは、人間らしさを取り戻せる。
しろくまのおへそ:「患者や病人じゃなくて、〇〇さんという人間に帰れる」というところに共感。生活者としての自分に戻っていくことが回復に大切だと思っている。
うさちゃん:メンタルヘルスのケアでは、健康と不健康はぱっきり分かれておらず、それは連続していて、人はその間を行ったり来たりしているという考え方がある。患者の主観を大切に扱う話を精神科医やカウンセラーから聞いたことがある。そうした考えを田口先生も大事にされているように感じた。

<06章 TICプログラムを受けた人の「回復」>
うさちゃん:「回復」の定義が立場によって異なるんだなと。元の地点に戻るのではなく、今の時点で起きたことを当事者がどうにか受容していく、そのサポートを医療従事者がしているんだなと。『わたしたちの精神疾患』という当事者たちが書いた本があり、本当の意味での回復は、他者から見た「元に戻ること」ではなく、当事者それぞれの主観性が大事ということが書かれていた。
りえぴょん:「回復」という言葉の受け止め方が重要であることを知った。TICプログラムは「回復」につながりやすくなるものとしてやっているのか?
うさちゃん:TIC= Trauma Informed Careとは、トラウマについての知識や対応を学び、支援する相手にトラウマがあるかも、という視点をもって接すること。How toではなく、誰もが厳しい体験をしているという考えのもとにある。
ハート:新しくいろんなことが入ってきた状態にある。改めて本を読むのを楽しみにしている。しろくまのおへそ:「種蒔き」という言葉。これは無力感も込めた言葉なのかなと。アートが万能ではないことを分かりながらも願いを込めて種を蒔き続けたいという想い。そこに共感した。うさちゃん:私はTICについて一通り学んでいるのですが、非専門家なりにできることがあると感じた。それを医療者側も必要としていることが今まで腹落ちしていなかった。
さっかく:産婦人科で行われていることがすごいことだと感じた。精神的に安全な場所を確保できるということの大切さを感じた。医療従事者の方にとってもその時間を持つ必要がありながらもどうやったらその時間を持てるのかという難しさを考えさせられた。

参加者のみなさんそれぞれに、ご自身が取り組まれている活動があって、今日の書籍の内容が身近にあったり、これから、という方もいらっしゃったりでしたが、輪読して言葉を交わすことで、一人で書籍から汲み取る以上にぐっと情報が深まったり広がったりする時間でした。

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アートミーツケア叢書3

『いろいろなことがあるけれど、すべて私の人生』と思えるようにートラウマインフォームドケア
『受容と回復のアートー魂の描く旅の風景 』

アートミーツケア学会【編集】
ほんまなほ【監修】
中川 真【責任編集】
[定価] 本体2,000円(税別)
[ISBN]978-4-86500-129-7 C0036
[判型]A5判並製
[頁数]226頁
[出版社]生活書院 (2021/6/12)

■生活書院
https://seikatsushoin.com/books/amc3/

■GOOD JOB STORE
https://goodjobstore.jp/coll…/books/products/9784865001297

■Amazon
https://amzn.asia/d/gjjBn9x